AGA(エージーエー)とは、Androgenetic Alopeciaの略で「男性型脱毛症」の意味です。
思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪が、どちらか一方、または双方から薄くなっていきます。一般的に遺伝や男性ホルモンの影響などが主な原因と考えられています。
AGAは進行性ですので、何もせずにほうっておくと髪の毛の数は減り、徐々に薄くなっていきます。この薄くなっていくのを抑えるのもAGA治療では重要です。
AGAの発症には、男性ホルモンの影響が大きいということが分かっています。当院では主に内服を処方し治療しております。
プロペシアはフィナステリドを成分とした飲むタイプのAGA治療薬です。
男性ホルモンの働きを抑制し、抜け毛を予防する働きがあります。副作用は大変低いとされていますが、まれに性欲減退や性機能低下が起こるという報告もあります。もし、このような症状が起こった場合には、内服を中止すると症状は改善するので安心です。
詳しい内容等は診察時にご説明いたしますので、お気軽にご相談ください。
- 服用は、食事に関係なく1日1回の内服で6ヶ月以上飲み続けることで効果がみられるといわれています。
しかし、自己判断で治療を中止したり誤った使い方をすると、副作用が起こりやすくなることもあるので、必ず医師と相談しながら内服するようにしましょう。 - AGA以外の円形脱毛症や薬剤による脱毛症や女性に対しての薄毛治療には効果がないとされています。特に妊娠中の女性が服用すると、お腹の中にいる子供の発育に影響を及ぼす恐れがあるとされていますのでご注意下さい。
- プロペシアを服用される方で、まれに性機能低下(勃起不全・性欲減退・精子の減少)が現れるといわれていますが、服用を中止することでほとんどは元通りになります。 前立腺がん検診を受ける予定の方は、プロペシアの服用を医師にお知らせ下さい。